音楽代わりの、朗読

先日ETVで放送された夏目漱石没後100年の番組。録画していたものを何度も観ています。漱石の書いた文章を村上新悟さんが朗読しているのだけど、声が良くてクセになります。

好きなバンドの曲とか、聴くたびに、うひょ〜ってなるサビのとことかあるけど、村上さんの声のトーンで同じ感じを受けるときがある。

漱石の記述「而シテ神ニ謝ス 何ヲ謝セントスルヤ 馬鹿馬鹿シキコトナリ」という所とか。息を止めて耳をすませてしまう(笑)

俳優さんなので声の良さばかりを注目されるのは複雑かもしれないけど、この声は素晴らしき才。演技は上達のしようがあるけど、持って生まれた声の質は変えられない。声が良いというのは貴重なことだ。